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| スカイガールズ IF 風の求め 第2部 失くしたもの
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「雷神、発進!」
「風神、出ます」
「バッハ、TAKE OFF」
「シューニア、発進する」
「ゼロ!行くよ!」
5機のソニックダイバーが空へと飛び出す。眼前にあるのは鎧うように不気味な“黒雲”を纏ったネストの姿。
「うわー、こうして見ると広いね」
「なーに弱気なこと言ってるのよ、オトハってば。あいつらに見せ付けてやろうよ。5人揃ったスカイガールズは無敵だってことをさ!」
「ワーム個体の解析、出ました。転送します」
ODDディスプレイに視線を走らせつつ可憐が告げる。
「内蔵火器の類はありません。各個体の攻撃手段は体当たりのみ。また、強度も極めて低く、私達の武装でも50%以上の損害を与えるのは容易です。さらに形状から機動性も高くないと推測できます」
「それって、つまりは雑魚ってこと?」
「そうね、問題は数だけということよ」
「はい、もっとも……その数が最大の問題なんですけど……。あ……ビックバイパー隊。爆撃を開始しました」
赤や緑でカラーリングされた機体群が上空から“黒雲”目がけて何かをばら撒き、爆炎が上がった。
「あれ?あたし達の援護は?」
「すでに発進しています。今私達の後方についたようです」
再び可憐がデータを送る。後ろには青でカラーリングされた3機のビックバイパーの姿がある。
「あれは飛崎少佐の部隊。ビックバイパーの中でも最精鋭よ」
「飛崎って……ああ、あのオッサン」
「それでも腕は確かよ」
オッサン、という発言にはあえて触れない瑛花。
「後方に高エネルギー反応。プラズマレーザーが来ます。射線、侵入コース、送ります。発射まで34秒」
「いよいよ、ね。覚悟はいいわね?」
「もちろん!」「とっくにできていますよ。作戦を成功させて全員で帰還します!」「いくらでもブチのめしてやるんだから!」「……行こう」
「無粋な質問だったわね……」
苦笑する瑛花。
「もう一度確認しておきます。音羽さんはアイーシャさんの消耗を抑えることを最優先に。シューニアに向かうワームは全て破壊してください。あのワーム群は単体では大した攻撃力はありませんが、それでもソニックダイバーに損傷を与えるくらいはできるはずです。シューニアが攻撃を受けるたびに、作戦成功率は下がる。そう認識してください」
「OK!アイーシャには指一本だって触れさせるもんか」
「エリーゼ達は片っ端からワームをやっつければいいんだよね?」
「はい、ですが音羽さん達との距離には十分に気をつけて」
「合流のタイミング、ね」
「はい。あ、そろそろです。プラズマレーザー発射までのカウントダウン、入ります。……10、9、8、7――」
続き
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